Black Black


オリジナル・ブラックインクを作って書いてます。
「読める」<「見える」 書作品
木製パネルに水張り
墨・墨汁・膠・ドーサ液・ペンキ・ガッシュ・アクリル・エナメル・黒ラッカー・クリアラッカー・ニス・黒鉛・マッキー・メディウム各種・ボンド・リターター etc...を調合


30cm × 30cm / レコードジャケットと同じサイズです。


黒黒/Black Black

 

書=視覚的言語芸術

読める芸術

 

例えば、入ったカフェに「愛」という文字が飾られているとする

その空間は、たちまち「愛」になる

例えば

「夢」「風」「ありがとう」

その文字は、空間を支配する

 

書道は強く、時に弱い

 

一度、書の持ち味である「読める」を払拭してみたかった

そうして出来た、黒地に黒文字

 

気持ちを近づけた時、「見える」書

 



How to Make ...BLACK BLACK

 

 

 

 

まずは水張り。

木製パネルと、パネルより一回り大きなサイズの紙を用意します。


 

 

 

 

 

紙を水で湿らします。

 

 

 

 

板にも水分を含ませた方が、後で楽です。

(気分的なもの)

 

 

 

 

ミューズテープ(裏に切手みたいな糊がついた紙テープ)をカット。

四方向の長さより少し長めに4本使います。

 

 

 

 

木製パネルに紙を乗せます。

紙の余りが均等に出るように、中央に置きます。

 

 

 

 

紙が中央に来たら、木製パネルと紙の間の気泡を抜きます。

回りの余った紙に、木製パネルの跡をつけると、後で楽。

 

 

 

 

余った部分の好きな一遍に、ミューズテープを貼り付けます。

先ほどつけた木製パネルの跡に合わせて、丁寧に。

 

 

 

 

四方向ともにミューズテープを貼り付けます。

気泡の入ってない、綺麗なパネルが出来ました。

 

 

 

 

 

裏はこんな感じ。 

 

 

 

ベランダで乾燥中。

直射日光の凄さを感じる瞬間。 

 

 

 

 

乾いたパネルに、好きな塗料で下地や文字を施します。

気分によって黒と透明を調合。掛け合わせは無限大。

 

 

 

 

この日は下地は作らず、最初に文字を入れました。

順を追って解説している→「順」 

材料は、墨汁×グロス×メディウム(ハード)×水

 

 

 

 

 

乾く前。一生見れない瞬間が、とても綺麗

 

 

 

 

文字が乾き、シンプルにラッカースプレーのみで仕上げてみます。

四方向から艶黒→艶透明で、徐々に立体感と奥行きが出てきました。

 

 

 

 

完成。

シンプルな分、見る方向によって、全く違った表情が楽しめます。




How to 水張り

この動画が私の先生です。



2013.6 恵比寿SPES-LaB.
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2014.4 DAIKANYAMA LODGE
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2014.7 渋谷LUMINE Revelations/
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2014.12 東京都美術館
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2015.1 MONO ADAPTER.
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2015.8 MIDORI.so2
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2015.9 MARKERSTUDIO
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